昔のツアーと今のツアーの違い

 

私が日本プロゴルフ協会のプロテストに合格したのは1984年のこと。
あれから、もう30年以上が経っております。

青木功さん、ジャンボさん、中嶋常幸さん、倉本昌弘さん、いわゆる「AONK時代」と言われる、プロゴルフツアーが全盛の時代に私はプロゴルファーになりました。

いまは、米ツアーでは松山くん、石川くんが活躍し、国内では池田くんや・・・
あれ? 若手の名前が出て来ないな? 藤田くんや手嶋くん、谷口くんなどのベテラン勢は、私も鎬を削ったツアー仲間ですから、当然、言わば同じ職場で働いていた彼らのことは尻の穴の大きさまで知っております。

私がツアーを退いて、レッスンに従事するようになってから、もう8年余りの年月が過ぎていますから、あの当時に若手だった、小田くんや武藤くん、谷原くんや山下くんなど、彼らがツアーで成長していることだって、まぁ知っているわけですが、さて、一般アマチュアのかたが、どれだけ彼ら、つまり、ツアーでシード権を持つ「一流」と呼ばれるツアープロ達の “名前” を知っているのでしょうか?
プロゴルフファーである私でさえ、現在のツアーシードを持った選手の名前を挙げられないわけですから、それは推して知るべしだと言えるでしょう。

昔のツアーは、いわゆる「AONK」を筆頭に、多くの一般アマチュアゴルファーが、シード選手達全員の名前を挙げることが出来ました。

とくに沖縄で開催されていた最終戦は視聴率も高く、試合も回りのムードも、誰が最後の「一流選手」として今年を生き残ることが出来るのかに注目が集まっていて、まさに緊迫した雰囲気を漂わせていたものです。
そんななか、シード確定の選手達は家族を伴っての沖縄リゾートを楽しんでいましたが、かたやシードライン付近にいる選手達は本当に青い顔をして部屋に引きこもっていたものです。 シードライン上の選手達に、他の選手達が気を遣う場面がしばしばあったのは、それは、来年は我が身かもしれないという決して人事ではないという思いがあったからだと言えるでしょう。

ゴルフトーナメントは、まさに『真剣勝負』の舞台だったのです。

 

・・・つづく

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

『教えたがり症候群』②

 

日本プロゴルフ協会のプロテストに合格し、プロゴルフ協会の月例競技やツアー競技出場予選会(現在のクオリファイニングトーナメント=QT)を経て、ツアー競技に出場する。超難関を突破し続けて、ようやく、ツアー競技に出場することが出来るのですが、競技に出ても予選を通過をしなければ丸々の赤字です。

そんな生活を掻い潜った歴としたプロゴルファーが賞金を稼ぎ、そういう下地を持った歴としたプロゴルファーがアマチュアの方にゴルフを伝えていくという流れが、昔は、まさに厳然と存在していたのです。

 

さて

ある程度ゴルフが分かってくると、また分かって来たかのような錯覚を覚えてしまうと、表題に書かせて頂いた『教えたがり症候群』というのに、プロ、アマを問わず多くのゴルファーがかかってしまいます。

プロの場合、そこで、レッスンの道に進む場合というのもあったでしょう()もっとも、いつまでも試合に挑戦し続けることは、精神的にも金銭的にも大変なことでもあるんですね。

 

無論、私にも発症経験があります。が、何年も前に完治したようです(笑)

 

問題は、アマチュアの方が『教えたがり症候群』にかかってしまうなか自分で勝手にプロゴルファーを名乗り、ツアーでの実戦を経験したことも無ければ、プロになるための研修期間を過ごした経験さえも無い単なるアマチュアなのにも関わらず、レッスンをすることで金銭の授受を行うようになること。

また、そういった輩を金儲けに利用する人なんかも居るんでしょうね。

 

とは言え、そこに金銭のヤリ取りが生じなければ、互いが互いのメソッドを持ち寄ってゴルフを研鑽し合う素晴らしいコミュニティ♪

そこに時々、プロゴルファーを招聘したりしてプロの意見を聞き、そのコミュニティそのものの見識を高めていくのも善しです♪

 

モラルの欠如ってやつなのかな。

 

私だって御世辞にも立派な人間ではありませんが、それくらいのモラルは持ち合わせています。

だから私が、「私は医者です」などと宣言し、病院を経営して自ら患者さんを診察するなんてことはありません(笑)

 

 

 

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

『教えたがり症候群』①

ゴルフの“教え魔”という言葉を御聞きになったことがあると思います。
その“教え魔”が…

例えば、会社の上司だったりする場合、困りますよね(笑)

また「私はゴルフ理論に精通している。自分では出来ないけど…」などと宣う、ゴルフ練習場に生息する小悪魔のような常連の御客さんだったりすることもあるようです。酷いのになると、有名なプロゴルファーの名前を挙げて、「私は○○プロを教えたことがある」とか「○○プロは実は私の教えの御陰で活躍できるようになった」とか、聞くも恐ろしいことを平然と言ってのけたりもします。

そんな彼らですが、困ったことに彼らの述べる言葉は、いま自分で行っているメソッド(打ち方)であることがほとんど!

逆に言えば、「誰かに自分がヤッてることをヤラせてみて、どんな感じになるのかを試してみたい」などと思っているパターンが多いので注意しなければなりません。
こんな人も居ます。

“どこそこで◯◯理論を学んで来て、私は、それを教えられます”って人。

人間ってのは、だいたい、◯◯理論とか、頭の良さそうな名前に弱かったりもするものですから、そんな訳の分からない振興宗教の教祖様チックな人に、訳の分からない理論やメソッドを押し付けられてしまうパターンもあるでしょう。

「僕の理論が分かるようになると、空を飛べるようになります♪」みたいな。

まず、あなたが飛んでみて下さい。 ですよね?(笑)

実は、そんな輩、昔っから居たんです。

でも昔は、日本プロゴルフ協会の会員が、厳然と、プロゴルファーとして確立されていたため、多くのアマチュアの方々は「あなた、プロじゃないでしょ?」という言葉で、そういった輩の危険な誘いを回避できていたと言えるんですね。
・・・つづく

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

プレーヤーの特徴③ ・・・ ツアープロ=江連忠のこと

つづき・・・

当時の江連くんが克服すべき問題点の最も大きなものは、プレーリズムの悪さだと私は感じていたわけです。

そんな彼に私が、ツアー競技で確りと戦っていくことを強く望んでいたのは、その一連の問題点を江連くんが、試合の大事な場面を多く経験してさえいけば、必ずや克服できると考えていたからに他なりません。

明らかに私よりも江連くんのほうが、プレーヤーとしてのポテンシャルは高かったように思います。

ところが江連くんは間もなく後に、レッスンプロへと転身し、プレーヤーを育てる道へと進みました。

その後、江連くんと夕食を一緒にする機会があり、彼に、なぜプレーヤーとしての道を諦めたのか? という質問をしました。

その時、江連くんはこう答えたのです。

 

僕は合田さんの特徴ともいえる一つの才能に欠けているんです。

それは…努力し続ける、という才能です。

 

「努力する」

 

これを才能だと捉えることに異論があるように、この江連くんの褒め言葉とも貶し言葉とも取れない一言に私は、彼のプレーヤーとしての限界を見たような気がしたのです。

その後、私は日本プロに優勝し、江連くんはレッスンプロの大家となりました。また、江連くんのレッスンに於ける功績は高く、彼が尊敬に値する人物に成長し得たことに異を挟む余地はありません。

 

ただ、結果は別として私にも、「努力する」という才能があるとは思えなかったのですが…(笑)

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

プレーヤーの特徴② ・・・ ツアープロ 江連忠のこと

・・・つづき
もちろん私は、江連くんとも、ツアー競技で一緒に回ったことがあります。

江連くんは、なかなかの飛ばし屋でしたが、何より思い切りの良いポジショニングを、コース戦略のなかに展開させようとするプレーヤーでした。

ショット力の高いプレーヤーだったわけです。

柔軟性の高い上体の捻転から、下半身のパワーを活かしたスイングはリズム感も良く、何より太いスイング軸を持っていたので、スイングの再現性が高いように見えました。

身体能力に於いて、非常に高いポテンシャルを示すスイングだったわけです。

ショートゲームも悪くはなかったしプレーへの集中力も高かった江連くんですが、一つ難点を挙げれば、大事な場面やプレッシャーのかかる展開になったとき、極度に “プレーリズムが悪くなる” ようでした。

ゴルフを論じるときに重要なもののなかに『リズム』という項目があります。これは大別すると、「スイングリズム」と「プレーリズム」が挙げられます。
つづく・・・

 

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2015 日本プロ観戦記

私が日本プロゴルフ選手権(日本プロ)に優勝したのは1994年ですから、今年の日本プロは、あれから21年後の大会です。

GohgAの会員さんの御一人が、今年の日本プロの会場である太平洋クラブ江南コースのメンバーさんであるという関係から、この素晴らしいコースを何度かラウンドレッスンで利用させていただきました。

そこで、御世話になった太平洋クラブ江南コースへの御挨拶も兼ね、私、今年は日本プロの観戦に行って参りました!(笑)

じつは私、日本プロを観戦するのは初めてのこと。

選手として何度も何度もトライし、悔しい思いや、身に余る光栄な瞬間を味わった試合の会場は、例え違うコース(日本プロ会場は毎年コースが変わります)であっても、私にとって感慨深い場所であることに初めて気がついたんですね。

コースに着くと、昔から見知った関係者の方々と久しぶりに御話をし、まずはキャディマスター室に顔を出して、「御疲れ様です!大変でしょうけれど頑張って下さいね」と御挨拶させていただくと、そこに茂(野仲茂プロ)が「合田さん!!久しぶりです」と笑顔で現れ、背中ごしには「ロビーに合田さんの優勝シーンが流れてますよ!」と気さくな多一(手嶋多一プロ=昨年の日本プロ優勝者)の声がかかります。さらに大輔(丸山大輔プロ)が、正則(小林正則プロ=日本オープン歴代優勝者)が、寛(岩田寛プロ)や勝昌(宮本勝昌プロ)が、そして亨(鈴木亨プロ)が…みんな笑顔で挨拶に来てくれて…私は本当に、善き戦友達に恵まれたと、目頭が熱くなって参りました。

素晴らしいコースで、素晴らしいギャラリーに囲まれて自らの全力を尽くす喜びは、プロゴルファー冥利に尽きるというもの。

初夏の新緑がキラキラと眩しいなか、男達の熱い闘いを確りと堪能しました。

さて、みんなと握手を交わしながらという感じで一頻り観戦をしたあとです。

レストランに上がると、懐かしいジャンボさん(尾崎将司プロ=ジャンボ尾崎プロ)の御姿が…

いまの私は東京は茅場町でレッスンスクールを営む一介のレッスンプロです。

私の近況報告に頷いてくれるジャンボさんの眼は決して優しいものではありませんでしたが、「頑張れ」とだけ一言、絞りだすような声で頂戴した次第です。

かつて、日本のプロゴルファーは、プロになる切っ掛けが“ジャンボ尾崎に憧れて”だったですし、プロとして試合に出て“ジャンボ尾崎に鍛えられて“、ゴルファーとして、また人間として成長することが出来た者も多かったはずです。

当時のジャンボさんのカリスマ的な強さは、スタープレーヤーの本質を表すものだったと、そんな風に私は思っています。

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

プレーヤーの特徴①

GohgA(合田洋ゴルフアカデミー)のインストラクターは、それぞれに“得意な分野”を持っています。それは、ゴルフも他のスポーツと同じように、自分を突き詰めていくなかで、得意なカテゴリーと不得意なカテゴリーが生まれてしまうからです。

例えば、プレーヤー個々に“ショットが得意なプレーヤー”とか“ショートゲームが得意なプレーヤー”といった特徴を持つ、といったことなどです。

私はツアーに参戦した期間が比較的長かったし、ゴルフを突き詰めていくことにこそ興味を抱いていたタイプなので、試合で一緒にラウンドした多くのプロゴルファー達の特徴をノートに書き留めたりして、彼らの持っている何かを学び取ろうとしていました。そういったことも、御客様に対する現在の私のレッスンに大いに生きているのだろうと思っています。

さてさて今日、日本のレッスンで有名なプロを挙げれば、江連忠くんが筆頭です。優れた理論を持ち、卓上論ではない実戦的スイングをレクチャーしています。

そんな彼の優れたレクチャーは、彼がレッスンプロに転身する前のプレーヤー時代の経験に、確りと裏打ちされたものがあるからだと言えるでしょう。 ・・・つづく

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

新緑

意を決して東京に住まうようになってから4ヶ月が経とうとしています。

合田洋ゴルフアカデミーを運営するなか、会員の皆さんが、楽しく♪より早く上達できるよう、レッスンスタジオ内の充実に努める毎日を過ごしております。

御陰様で会員数も少しずつ増えて、私のラウンドレッスンも徐々に行えるようになってきました。

 

御客様と新緑の眩しいゴルフ場を訪れると、かつて私にとって当たり前の風景だったゴルフ場が、これほど自分の心に安らぎを与えてくれるものだとは…

田舎者の私が初めて東京に住んでみて、都会に疲れた心を、ゴルフ場が、これほどまでに癒してくれるものだとは…思いもよらなかったんですね。

 

ゴルフが出来て本当に良かったと感じています。

 

まぁ、私はプロゴルファーなのでゴルフが出来るのは当たり前のことですが、もしも普通にサラリーマンとして東京に勤めていたとして、仮にゴルフの無い人生とゴルフの有る人生の「どちらかを選ぶしかない」のなら、ゴルフの有る人生を選ぶのが賢明であるだろうとの結論だと言えます。

 

私は四国の山奥に実家のある人間ですから、夏に渓流釣りもすれば、冬には叔父に連れられて狩猟にも行ったり致します。若年の頃には渓流の岩々を飛び歩き、春夏秋冬の山野に親しみ、瀬戸内海の風景に郷愁を抱く人間です。

 

しかし

 

あらゆるアウトドアライフも、ゴルフの魅力には敵わないんですね♪

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

春爛漫

合田洋ゴルフアカデミーレッスンスタジオから程近い隅田川の畔は、私の一番の御気に入りの場所です。
レッスンスタジオの入っているビルの“ISリバーサイドビル”の名前が指し示す通り、すぐそばには隅田川が流れています。
その隅田川の畔を散歩しながら眺望する景色は、田舎者の私にとって、美しい外国の風景のようにさえ映っているんですね♪

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その隅田川の土手沿いに立ち並ぶ桜並木が、満開の時節を迎えております。
爛漫たる春をたたえた隅田川の流れを、私は何にたとえるべきでしょう(笑)

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春を迎え、いよいよゴルフシーズンも到来です。人生の大半を、ゴルフ場を職場にしていた私にとって、満開の桜を観ながらのラウンドは、年間に於けるビッグイベントの一つでした。
一般的に桜の名所といえば「城跡」というイメージがありますが、なにを隠そうゴルフ場は、隠れた桜の名所でもありますからね。

四季折々を写し出すゴルフ場の風景は、隅田川の畔同様に、私の心を洗濯してくれるものなのです♪

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【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

おもい

こんにちは、プロゴルファーの合田洋です。

私が思うに、どうやら日本にはゴルフを始めたいという若い方は意
外に多いようです。

一方、「どう始めたら良いか判らない」とか「どんな準備をしてゴ
ルフ場に行ったらよいか判らない」、なにより「どう楽しんだら良
いのかが判らない」、「何が面白いのか良く判らない」など、ゴル
フを始めるための“そもそも”に悩んでいる(躊躇している)方が
とても多いようです。

ときには既にゴルフに親しんでいる方でさえ、実際には「自分はゴ
ルフの本当の楽しみ方を知らないかも・・・」などと自問している
方が多いとも聞きます。

私の場合は、ゴルフを始めてから36年、プロテストに合格してか
らも30年以上が経っておりますが、まだまだ面白いどころか、面
白い以前に、まだまだ探求すべき要素に溢れていると、プロゴル
ファーの僕でさえゴルフクラブを持つたびにワクワクする心を抑え
ることが出来ません。

不思議ですよね。

もっとも不思議なのは、世界中で親しまれているゴルフが、なぜか
日本では、このように「面白くなくなっちゃった」なんて仰る方が
意外と多いところでもあります。

歴史にゴルフというスポーツが興ってから長い年月が経ちますが、
かつてのイギリスでは、あまりにも多くの民衆がゴルフに興じてし
まったため、国王がゴルフ禁止令を発布したことが文献に残ってい
るほど、ゴルフの”本当の魅力”は底が知れません。

長い歴史のを経て今もなお世界中の大勢の人が魅了され続けている
『ゴルフの魅力』を御伝えしたい。それが僕の「おもい」であり、
それが「プロゴルファーの使命」だと思っております。

プロゴルファー 合田 洋

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】