松山英樹は凄いヤツ。

ときどき聞かれる。「松山英樹と石川遼は、どちらが凄いの?」

私の見解を述べれば、そもそもどちらも天才的な素質を持ってはいたが、その天才性に関して言えば石川遼のほうが上だったように思う。高校時代の松山英樹が、ここまで活躍するプレーヤーに成長すると誰が予測し得たであろうか。
天才的なゴルファーは毎年のように台頭して来るし、丸山茂樹や池田勇太なども天才プレーヤーの一人。旧くは川岸良兼、もう少し旧くは現PGA会長の倉本昌弘さんも天才的素質を持っていた。
無論、天才にも色々と居て、凄い天才から底々天才、ショットの天才やパットの天才なんてのも居るはず。そんな歴史上の天才達と比べても、石川遼は間違いなく『逸材』と呼べる天才だったし、その素質の高さは他の追随を許さない。

しかし現在、石川くんにとって松山くんは、余りにも遠い「高みを歩む存在」だ。石川くん自身が、そう感じているはず。
松山くんは既に日本のゴルフ史上、最も優れたプレーヤーなのだ。
齢20台半ばにして、既に、である。しかも、この成長は今後も暫く続いていく。暫くは松山英樹が歩む後ろ姿を、今後に台頭する日本人プレーヤーは視界に入れることさえ出来ないだろう。
それほど松山英樹は、これまでの日本人プレーヤーが羨望の眼でしか見ることが叶わなかった「高み」を歩んでいる。

そんなスーパープレーヤーを誰と比べることが出来るだろう。
ローリー・マキロイ、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、ヒデキ・マツヤマ。この4人は、今期のUSPGAツアーのイチオシの存在。ステージが違い過ぎるのだ。

つまり、松山英樹は別格なのである。

 

 

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