ゴールデンリズム とは。

スウィングリズムを定義したり法則化することは非常に難しい。

昔、「あした天気になぁれ」という、明日のジョーで有名な千葉てつや氏の書いた漫画で、主人公の向井太陽が、自分のスウィングを「チャーシューメン」という自分の好物の食べ物に置き換えて、「チャー」=アドレスからの始動 → 「シュー」=テークバック → 「メ~ン」=トップから一気にフィニッシュへ という “何かの名称を使う” というアイデアから、それを独自のスウィングリズム化し、物語で向井太陽がプレーヤーとして成長するなかでも、「チャーシューメ~ン!」と唱えながら世界の名だたるトーナメントに参戦したことを憶えている人も多いだろう。結局 「1→2→3」 ではなく 「チャーシューメン」 だったところが面白かったわけだが、何よりも、ゴルフスウィングという一連の動作のなかには一定のリズムが存在すべきだというところのモチーフともなったところが大変興味深かった。

では、「チャーシューメン」は本当に、スウィングリズムの定義たり得るのか?

私の論理では、こうなる。「チャーシューメーン」はスウィングのリズム感として正当だが、「チャーシューメン」や「チャーシューメ~ン」は変則的。。。
私が定義すれば、 【始動からトップまでの “時間” と、トップから切り返したフィニッシュまでの “時間” がイコールで結ばれること】 となる。このリズム感を、私は、ゴルフスウィングに於ける 『ゴールデンリズム』 と呼んでいる。

 

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スウィングリズムの重要性

スウィングに変則スウィングが存在するようにスウィングリズムにも “変則” が存在していて、それを私は、リズム変則と呼んでいる。変則的なスウィングリズムを持ちながら、偉大なプレーヤーになったプロゴルファーも何人か居るわけだ。ただリズム変則のプレーヤーは、試合の土壇場でアクシデントに見舞われることが多い。土壇場でアクシデントに見舞われるが、逆に、そのアクシデントを乗り越えて優勝するに至ることによって脚光を浴びることもあり、そのアクシデントを乗り越えた精神力の強さを賞賛されて偉大なプレーヤーとして名を馳せる人物も存在し得るのである。

孫子十三篇(孫子の兵法)に記述されている、勝ち易きに勝つ、という勝利の方程式は人からの賞賛や脚光を浴びる勝利ではない。何故なら、その勝利は “ドラマチックな勝ち方” ではないからだ。すなわち、まるで当たり前のように勝つのである。

しかし、この “当たり前のように勝つ” ことがまた、孫子の言うところの、善の善なる者の勝ち方だと言えて、ゴルフの場合その勝利の方程式に、スウィングリズムの法則に則ったゴルフスウィングを持っていることは非常に重要なるとのである。

 

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リズム

ゴルフのプレーには、『プレーリズム』と『スウィングリズム』という二つのリズムが存在している。
プレーリズムについては、先に江連くんのことを書いたときに少し触れたが、殊に試合などで重要視されるものだから、せいぜいが「プリセッティングルーティーン」程度の浅い知識として留まることが関の山で、一般的には余り触れられてはいない。
ということで今回は、『スウィングリズム』について少し触れてみよう。

よく、1→2→3 という調子(音頭)などで表現されるスウィングのリズムだが、ほぼ静止状態から起動されるのがゴルフスウィングである以上、この調子(音頭)は、スウィングの再現性を一定の状態に維持させるにとって不可欠な要素だということは、どの教本にも書いてあれば、一般的イメージに於いても充分にその重要性を推し量ることが出来るはずだ。すなわち、その重要性は周知の事実だと言えよう。
つまりゴルフスウィングを学ぶなかでスウィングリズムは、決して蔑ろには出来ないものなのである。

歴史上、様々な名プレーヤーが居たが、やはりそれぞれに特有のリズムを以ってスウィングを敢行していたことに異を挟む余地はない。逆に言えば、個人特有のスウィングリズムを持つことがゴルファーとして優れた素養を育む下地となっていることも、また、言うを待たない。自己のスウィングリズムを把握している者は、プレッシャーに強い者だとも言える。
それは勿論、個々に存在して然るべし。ゴルフスウィングが百人百様であるようにまた、スウィングリズムも百人百様だ。

そんなスウィングリズムだが、この世に存在する事象としてちゃんとした定義を持っていることもまた然りなのである。
それを私は『ゴールデンリズム』と呼んでいる。

 

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パーゴルフ掲載 『昭和の履歴書』 について。

週刊パーゴルフで『昭和の履歴書』という新連載が始まった。光栄にも、その第一回に私を取り上げてくれることになって取材を受けた。今週発売号である。
今回の取材は、他の雑誌の取材内容とは随分と異なっていて、クラブを試打してコメントをしたりスウィングについてのレッスンをするというものではなく、私がゴルフを始めてからプロゴルファーになるまでの遍歴を物語るというものだった。
この号が発売されるにあたって色々な方から連絡を貰ったり声を掛けられている。

わりと衝撃的な内容だったらしく、そんな苦労をしたのかとか、感動したとか、凄い話だったとか、そんな反響が私個人にも届いているわけだ。

無論、概ね正しい記事となっていて、当時、お金のない子供が無理やりにでもプロゴルファーになるためには、これくらいのことをするのは当たり前の時代だったと、少なくとも私自身は認識をしている。自ら身体を鍛えて、アルバイトで幾ばくかの金銭を得て、生活費にしたり試合に行くための経費にしたりする話である。
ただ、私が少し変わっていたのは、その行為自体を誰に強要されたわけでもなく誰かのアドバイスなどによって行ったわけでもなく、ましてや両親に線路を敷いて貰ったわけでも無かった。たった一人で行動したということ。
確かに、当時の感覚でも変わった少年だったろう。しかし、そういった異形の人間に対する周囲の同世代(学校の先輩など)の反応というのは、昭和の時代のみならず平成の時代であろうとも恐らくは変わらない。たぶん大昔から変わらない。

当然、あからさまな嫌がらせも受けるのだ。
その嫌がらせは、まるで、公然と許されているような感覚で、たった一人に対して大勢から圧し掛かってくる。多勢を頼んで、やりたい放題の場合もある。

きっと、世の中の虐め(子供社会のみならず大人社会に於いても)なども、そういった事由から起こっていることが多いと思う。

ここで、虐めに遭っている方々に御話させて頂こう。よく周りを見回して欲しい。あなたにも必ず味方が居るはずだ。味方をしたいけど事情が許してくれないことに悩んでいる人間なんてのも必ず居たりする。学生時代に先輩の嫌がらせを受けるなんて当たり前のことだし、社会人になって会社に入っても度々あることだ。
・・・私は自分の夢のために行動した。応援してくれる方々(味方)のために行動した。頑張っている人間に対して、つまらない策を弄した人間は、その策によって自らを滅ぼしてしまうもの・・・世の中というのは、そういうものだ。人は、己の為すべきことのために行動すべきである。

 

詳しくは、週刊パーゴルフ今週号を読んで下さい。

 

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25年目を迎えました。

いよいよ25年目を迎えた。長かったような短かったような。

銀婚式。二人が知り合ったのは18歳のとき。結婚したのは25年前の2月4日だから、我々夫婦は意外と長い歴史を持っている。
結婚してから欠かさず結婚記念日を祝っているが、まぁだいたいは二人での一泊旅行という流れ。子供たちがチビの頃には、女房の実家に子供を看て貰って出かけた。近年は温泉旅行という爺婆チックな結婚記念日。

男ってのはね。女房を大切に出来なきゃ駄目なんだよ。女房を大事に出来ないヤツぁ家族を大事に出来ねぇ! なんて偉そうなことを言ったって男盛りの頃に色々あるのも男である(笑) とは言え、女房を愛しむことは男として一番大事なこと。
かつて女房に、「もしも俺が若い女を連れて来たらどうする?」って聞いたら、そんなの平気だよ。曰く、「お父さんは、あなたのことが好きかもしれないけど、世界で一番好きなのは私のことだからって言えるから!」なんて言って笑っていた。

そんな自信満々の女房だが、決して美人ではないし、結婚した当時からは20キロ以上も太ってしまった(笑)しかし俺にとっては今でも、味のあるイイ女です。
いつも有り難う、お母さん。とも白髪だな。これからも宜しく。

 

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脚 について

ゴルフスウィングでは、ついぞ腕や肩の動きに感覚を奪われがちだが、それらの所謂 “上半身の動かし方” 以上に大切な動きがあって、それが所謂 “下半身の動かし方” と言っていいだろう “脚の動き” である。腰のターンと肩のターンの捻転差を如何に作るかが、その個人の飛距離アップに直結する要素だというのは事実だが、それだけでは実際には説明不足なのだ。そこに密接に関連した左右の脚の筋肉の使われ方(体重移動で表現すれば比較的体感し易い)のレクチャーがなければ、本当の飛距離アップやプレーレベルの向上は望めない。
ティーグランドなど平地での説明では、「トップで右に移行した体重がフィニッシュでは左に移行する」と表現できる。平地以外のライでは、トップでは右脚の筋力が左脚の筋力よりも大きく使われ、ダウンスウィングからインパクトエリアにかけて徐々に左脚の筋力が使われる度合いが大きくなる。といった表現となる。・・・これは、より良いスウィングを敢行するための必須条件だ。

トップで右脚に蓄えたパワーをスウィングを敢行するなかで左脚で受け止める。とも表現できるが、詳しくは私のレッスンを受けて欲しい(笑)

 

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