スウィングリズムを定義したり法則化することは非常に難しい。
昔、「あした天気になぁれ」という、明日のジョーで有名な千葉てつや氏の書いた漫画で、主人公の向井太陽が、自分のスウィングを「チャーシューメン」という自分の好物の食べ物に置き換えて、「チャー」=アドレスからの始動 → 「シュー」=テークバック → 「メ~ン」=トップから一気にフィニッシュへ という “何かの名称を使う” というアイデアから、それを独自のスウィングリズム化し、物語で向井太陽がプレーヤーとして成長するなかでも、「チャーシューメ~ン!」と唱えながら世界の名だたるトーナメントに参戦したことを憶えている人も多いだろう。結局 「1→2→3」 ではなく 「チャーシューメン」 だったところが面白かったわけだが、何よりも、ゴルフスウィングという一連の動作のなかには一定のリズムが存在すべきだというところのモチーフともなったところが大変興味深かった。
では、「チャーシューメン」は本当に、スウィングリズムの定義たり得るのか?
私の論理では、こうなる。「チャーシューメーン」はスウィングのリズム感として正当だが、「チャーシューメン」や「チャーシューメ~ン」は変則的。。。
私が定義すれば、 【始動からトップまでの “時間” と、トップから切り返したフィニッシュまでの “時間” がイコールで結ばれること】 となる。このリズム感を、私は、ゴルフスウィングに於ける 『ゴールデンリズム』 と呼んでいる。