ゴルフレッスン、ナメたらいかん!

身体の動きばかりを後生大事に論じてばかりのスウィングレッスンは、私に言わせれば大事な何かが欠落しているとしか言い様が無い。
もちろん身体の動きは大切だが、体格も違えば体力も違い、また性格さえも違っている各々の方々に、一つのパターンで論じられる “身体の動き” が一致させられるなんて断定できないんじゃなかろうか? そんな疑問を感じることないのかな?

間違いないことは、スウィングのレッスンでは、ゴルフクラブを “どう動かすか” に対して、その個人に最も合った動作のパターンを引き出すこと。
ある動作のパターンにハメ込むことでは無いでしょ? ってことなんです。

クラブを変えただけでスウィングが変わっちゃった。なんて人、居ないのかな? ゴルフのレッスン(スウィングのレッスン)ってホント~に難しいんですよ。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

秘訣の伝授

ゴルフは他のスポーツと違って、やり始めが難しい。
これに異を唱えるゴルファーは、プロやアマチュアを問わず居ないはずだ。そこで初心者には、やり始めに当たって “必ず” 教え手の存在が必須となるのがゴルフというスポーツである。

さてもプロやアマチュアを問わず、教え手となる者は、先ず『①グリップの持ち方』から入り、『②ボールに対してどう構えるか』と進み、『③基本的な振り方』を教えてゆくレッスン方法を採っている。この【①→②→③】の流れを踏むのが一般的な教え方である。
だが、私の教え方は少し違っていて、先ず『基本的に②ボールに対してどう構えるか』を教え、次に『クラブを③どう振るか』を教える。『①グリップの持ち方』は当初は持ち易いように持って貰う。そして【②⇔③】を繰り返しレッスンするなかで、『その人の①グリップを作ってゆく』という流れを踏む。

上記様に「スウィング動作の習得」などでも同じように、一般論で一派一からげにはしない。言うならば【秘訣】を伝授していくスタイルのレッスンだと言えるだろう。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

弘法こそ筆を選ぶ

『弘法 筆を選ばず』 という言葉がある。それは、大して腕も良くない人が高価な道具ばかりに傾倒して購入しようとする行為を揶揄した表現だと言えるが、その実は 【弘法こそ筆を選ぶ】 というのが真実であることに相違は無い。
自分の持てる力を引き出すために己に最も適した道具を選ぶことは、書の世界のみならず如何なる道に於いても正しい行為だと言える。

ゴルフもまた然り、、、なのだが、ただ闇雲に “人気がある” とか “格好がイイ” とか “高価だから良いものだ” などといった道具選びは、筆選び同様に全く的を外れていると言えて、道を一緒に歩むとも言える「道具選び」には本当に吟味に吟味を重ねたいものだ。

恐らく弘法大師だって、筆選びに悩んでいた人には、その人の能力(技量)に最も合った筆を薦めたに違いない。私も、かく在りたいが、私が弘法大師ほど道具を観る眼に優れているとは言い難い(笑)ただ、自分が使う為に選んだものは本当に気に入って長く使っているし、長く使っても決して飽きのこないものであることだけは確かだ。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

2016年の合田家

暮れは30日まで仕事をしたものの、31日~1月3日と、久々の4連休。また、5年ぶりに家族と正月を過ごすことが出来た。

6人家族が揃って、たくさん話をすることが出来た。初日の出を見に、近所の不動院まで久しぶりに走ることも出来た。
女房とは何時も通り、四方山話これからのことなど沢山の話をしたが、此処に長男が入っての話は初めてのことだったかもしれない。長男は既に就職をしていて、もうそろそろ23歳になる。
長女は今春、専門学校を卒業する時期を迎えていて、家族の中で大人の話が出来たのは大変有意義だった。私と女房、長男と長女、という我が家のなかで成人している4人だけで会話する時間が持てたのも良かった。
やはり専門学校生の次女は、言葉の端々から、将来に於ける目標なども漫然とではなく自分のなかで明確なものとして捉えられるようになっていると感じられた。この娘は本当に逞しくなった。
高校生の次男には、同じスポーツで頑張っている長男に、一手御指南の心を持って教示を仰げと示唆したところ、満面の笑みを以て兄貴に「御願いします!」と自らの頭を下げていた。後になって長男が、「ありがとう。嬉しかった」と私に言って来た。私としては、23歳にして人の心を汲み取れる人間になっている長男の精神性の高さに無上の喜びを感じた。

正月休暇最後の日。居間で寛ぐ4人の子供達を、女房と二人でキッチンから眺めていると、ふと「みんな善い人間に成長しつつあるな・・・」という言葉が自分の口を突いて出て、不覚にも少し声が詰まってしまった。
その言葉を聞いた女房は、私の顔を仰ぎ見て「お父さんの御陰だね」と笑った。私は女房に感謝を込めて「いや。お母さんの御陰だよ」と答えた。女房は子供達に眼を移し「じゃあ、二人の御陰だ」と笑みの眼を細めた。

 

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