ゴルフの上手さ

きっと “ゴルフの上手さ” は、アマチュアが感じる処とプロゴルファーが感じる処では、些かなりとも違っているのだろうと思う。

多くのアマチュアにとっての「ゴルフが上手い」は、やはり格好イイことも重要なわけだから、誰よりも遠くへ飛ばせるなどということも「ゴルフが上手いこと」の一つだったりするのだろう。
たとえばドライバーショットは常に250~350Yくらい飛んで、セカンドショットではいつもグリーンを捕らえる。。。アマチュアの多くの人が、遠くへ飛ばせてピタピタとピンに寄ることこそ「ゴルフが上手い」の定義だと答えるに違いない。
私に言わせれば、そんな人なら毎ラウンド50台で回れるって感じですな(笑)
ショットが凄い人、いっぱい居る。試合でも何度も回った。18ホールすべてのホールで2ピン以内のバーディパットを打っていたが、スコアは71stだったなんて選手もたくさん居た。

私が感動したプレーを1つ挙げる。
その選手は9ホール中6ホールのティーショットを林に入れたが、その9ホールを33st(-3)で回ってきた。。。試合でもショットが全く曲がらないときには必ずといっていいほど68st以下でラウンドして来るが、如何せんショットが酷く下手なのである。

しかし、本当に「ゴルフが上手い人」だと感じた。。。

アマチュアのかたが度々口にする「私の知ってるプロは凄く上手いのに運がない」、、、そりゃあ嘘ですな、、、ゴルフが上手いプロゴルファーは必ず試合で活躍する。
そのアマチュアの知っているプロは、ただのヘタクソなのである。
残念ながら “プロの世界” とは、そういった厳しい世界なのだ。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

なれ親しんだ悪い動き

ゴルフスウィングを改善しようとするとき、もっとも障害となるものは、もともとの慣れ親しんだ悪い動きに戻ろうとしてしまうことだ。

「無くて七癖」とはよく言ったもので、人間は誰しも、自分では「こうするべきだ」とか、自分の道徳心に照らし合わせても「こうすることが正しい」とか、こと細かく言っても『正解』は自分の心の中に確立されているのに、どうしても「自分に負けてしまう」とか、「頑張りきれない」などといったことも含めて、じつは多くの葛藤を精神に内包していたりするものだ。
かく言う私だって、弱い自分に負け続けているそのひとりである。

無論、ゴルフスウィングの改善にも、そういった現象は現れ易く、慣れ親しんでいたがゆえに、意識していないにも関わらず安直で怠惰な状態に戻ろうとしてしまう。

しかし、、、ゴルフをする人間であれば、いずれ必ず心に強く思い抱くであろう “どうしても上手くなりたい” という欲求が、安直で怠惰な状態にある己を、己自身そのものが決して許さなくなる。どうしても「頑張らずには居れなくなる」のだ。

そんなゴルフというスポーツが “多くの人物達” に尊ばれている所以は、ゴルフが、己の人間性を磨くために非常に良い要素を持ったスポーツであるからに他ならない。
スウィングの改善は、現状の己を磨く大切な修養であり、生涯を通して自分を磨き続けていくべき “道” であると言えるだろう。

 

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ゴルフスウィングが難しいわけ

ゴルフスウィングが難しい理由を端的に表現すれば、、、身体の真左にある目標に対してクラブフェースを揃えた状態からボールを打ち出さなければならないから、、、とでも申しましょうか。

胸の向きに対して真左に向けたフェース面でボールを捕らえるわけだから、そもそもインパクトのときに胸が目標方向なんかを向いたりした瞬間、球を打つべきフェース面は余所を向いてしまうこと然りなのである。これが一般的に起こり易い、「インパクトのときに肩が開く」という、多くのミスの元凶でもあるわけだ。
だいたい “身体の真左に目標を置く” などという球技を “打面が確定された道具を両手で持つ” などという無理な体勢で、しかも “地面に置かれた球を打つ” なんてことを行おうとすることが、ゴルフスウィングを複雑怪奇なものにしている。
左腕で引っ張れば右腕が邪魔をするし、右腕で叩こうとすれば左腕が邪魔をする。だから、どうにも当たらない、、、。イライラすることの繰り返しだ。

心の底から思う。いったい「誰がこんなスポーツを考えたんだ」と。そんな風に憤りながら、毎日毎日ゴルフのことばかり考えてしまうのであります。

 

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☆ ゴルフの深遠なるところ

 

例を出す。「ダフり」「トップ」「シャンク」「意図しないフック」「意図しないスライス」、、、上記5点がゴルフの5大ミス。定義すれば、肩の動きをクラブの動きに同調せしめることが出来なかったゆえの失敗である。

ダウンスウィングに於ける「グリップエンドが先端に来るゴルフクラブの運動ベクトル」が “あるタイミング” に於いて変化する。即ち、フォロースルーに於いては前表記とは真逆と言える「クラブヘッドが先端に来るゴルフクラブの運動ベクトル」に変化させなければならない。このタイミングを “肩の単体動作” で操作しようとせず、下半身と上半身の[連動動作]に因って引き起こすことが肝要だ。

じつはゴルフスウィングは【3つの軸線】を以てしてクラブヘッドを加速たらしめる必要がある。その【3つの軸線】の存在箇所は、1つに上半身の “ある部分”、2つに矢張り上半身の “ある部分”、3つに下半身の “ある部分” である。

ゴルフスウィングを大局的に表せば、『両腕の上下運動』と『身体を左右にターンさせる運動』である。この2つの運動の複合動作がゴルフスウィングであると言われ続けている。これは言わば基本概念。この基本概念の起源は、少なくとも30年以上前に遡る。古くから言い伝えられて来た概念である。

上記の『運動の要諦』と【軸の存在】を知り、練習やイメージトレーニングまたはラウンドのなかで[連動動作]の応用を身に付けることが出来れば、個人の最大限の力が発揮されたボールが打てる。飛距離と方向性が両立する。

しかし此処までは所詮、ゴルフの20%。残りの80%は、「自分の持てる力を使って如何に好いスコアに繋げるか」、、、ゴルフの最も深遠なる部分である。

 

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きみさらずゴルフリンクス

1992年に開場された日本で最初にピート・ダイが設計したコースだと聞く。私も多くのピート・ダイ設計のコースをラウンドしたが、このコースには少し特別な印象を持った。一言で表現すれば、「天空にレイアウトされたゴルフ場」であると。

 

2015/10/10 14:42

※5番ミドルホール(385Y)=10番ロングホールのグリーンと併せて、天空に浮かぶグリーンと称して憚りはない。レイアウト的難易度は然ほど高くはないが、難攻不落のグリーンアンデュレーションには手こずるはずだ。

2015/10/10 14:05

※3番ロングホール(548Y)=左にドッグレッグした難易度と距離にバランスの取れたロングホール。ティーショットのロケーションも見事だが、2nd地点からグリーンを望む印象は正に「天空に浮かぶフェアウェイ」だと言える。

2015/10/10 16:07

2015/10/10 16:05

※18番ミドルホール(上・363Y)・9番ミドルホール(下・433Y)=グリーン後方に連なる台座が、当時のピート・ダイ設計コースに見られるスタジアム型ゴルフ場の特長である。ギャラリースタンドを建設しなくとも観覧が容易であるように作られている。つまり「きみさらずゴルフリンクス」はトーナメント開催を視野に入れて作られたゴルフ場だということ。

2015/10/10 12:08

※17番ショートホール(183Y)=今やピート・ダイ設計コースの代名詞とも言えるアイランドグリーンのショートホール。1992年開場当時、その話題は日本中を駆け巡った。

2015/10/10 14:54

※6番ショートホール(161Y)=距離の短さを視覚で測ることが困難なショートホール。このコースのラウンドのなかで必ずと言ってよいほど印象深いホールになる。

 

全長6833Yとやや短めのコースだが、そのホール・バイ・ホールはそれぞれに個性を持った大変印象深いコースである。だが一般営業下では、その短い全長から決して難しいコースではないだろう。とくに、4番ミドルホール(355Y)と12番ミドルホール(359Y)および18番ミドルホール(363Y)は、比較的楽なホールだと言えるのではなかろうか。その理由は、「きみさらずゴルフリンクス」の “難しさの本質” が、じつはコースレイアウトにあるわけではないからだ。

「きみさらずゴルフリンクス」に見られる “難しさの本質” は、じつは、御し難いとしか申しようのないグリーンアンデュレーションにある。フェアウェイを確りと絞りこみ、ラフを50ミリに、グリーン周りのラフを相当短く刈り込みつつ、グリーンコンパクションはやや硬め程度でも構わないが、11フィート以上の高速グリーンに仕上げたとすれば・・・ピンの位置によっては世界に名だたる名プレーヤーであっても、パーで上がることさえ難儀なホールの連続となること請合いだ。ひとつひとつのホールが天空に座す難攻不落の要塞に変貌を遂げるだろう。

完璧なポジショニングを要求してくるゴルフ場。ターゲットゴルフの粋たるゴルフ場が、この「きみさらずゴルフリンクス」である。

 

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活人剣

自分が生き残るために人を蹴落とす、らしい。
それが競争社会、らしい。民主主義なんて所詮そんなもの、らしい。

そういう話はガキの頃から、親父にも聞かされたし、下手をすると学校の先生にまで聞かされた覚えがある。周囲の大人達の殆どが “そんなこと” を言っていた。そんななかにあって自分自身の感覚を素直に表現すると、必ずといってイイくらい「そんな甘い考えを・・・(怒)」などと叱られた。
だから中学高校のころには、「お前みたいなヤツは勝負の世界じゃ生きていけないから、プロゴルファーになるなんて辞めておけ!」なんて言われたし、高校を卒業して研修生(アシスタントプロ)になってもプロになったあとも、やっぱり同じことを言われ続けたから、自分の感覚が間違っているのかと酷く悩んだ時期もあった。
しかし、鹿児島の婆ちゃん(母方の祖母)が死ぬ間際、「これからも自分の周りの人を幸せにしてあげてね」と、言い残して亡くなったとき眼が醒めた。

俺は、やっぱり活人剣。
人を生かして自分が生きて参ります。
人を活かしてこそ自分の人生が活きる。

 

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「フィニッシュ」の重要性

こうしてレッスンに従事する毎日を送るなかで、「フィニッシュ」の取り方が、実はよく判らないという人が余りにも多いことに驚かされる。

フィニッシュは極めて速いスピードで行われるインパクトゾーンを含むビジネスゾーン(腋下で行われる「扇形の動き」)の動作をコントロールするために大変重要な要素である。単体でのコントロールが殆ど不可能とも言えるインパクトゾーンでのクラブヘッドの動きは “フィニッシュの取り方で操作する” と認識しても差し障りは無い。

また、個人の『フィニッシュの型』そのものが、その個人の “持ち球” を形成しているとも言えるから、単純にフィニッシュの取り方を変えるだけでも、球筋に変化が起こる。それほど重要な要素にも関わらず、あまりにも多くの人が「フィニッシュの取り方の基本が判らない」と言う。じつは、ツアーを目指しているプロでさえ、その原理を知らないと、たびたび私に問うて来るのである。

じつに不思議なことである。スウィングを構成する要素のなかで、アドレスの次に改善し易い要素にも関わらず、これを論じたコラムやレッスンも非常に少ない。またその論理を明確に論じているレッスン書を、いまだ私は見たことがない。

 

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イメージと実際

「イメージの動き」と「実際の動き」は必ずしも一致するものでは無い。

しかし、信じる者は救われる的な、あの人が “こう言うんだから” を丸呑みして、どツボにハマる人だって多いはず。 “自分” が居なくなってしまうのであります。
「イメージ」は「実際の動き」を良くしていくための “個人的メソッド” である場合が殆どで、それは往々にして、観念的だったり感覚的なものだったりもする。だからこそ、その個人的メソッドが誰にでも当て嵌まるはずもないのである。人は、みんな個性を持って生まれている。
だから、誰かさんの言う、「こうやると上手くいく」は、必ずしも的を射たものだとは言えない。

実際には「自分の実際の動き」さえ良くなれば良いわけだ。
イメージでは「クラブをインサイドアウトに振ると良い球が打てる」でも、実際には、インサイドインの動きのなかで完璧なストレートボールを打つ人間も居るのである。

結論を言えば、「実際の動き」を良好にするための「自分流イメージの構築」が出来れば、あなたのゴルフは破格に楽しくなるということだ。

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誕生日

先日、娘の誕生日に誕生日おめでとうメールを送ったら、「もう死んじゃうのかと思った。最後の言葉みたいだったよ。大丈夫?」なんて返信があった。
へっ? そんなに変なメールだったかな? なんて思ったが、子供達へのメールを打てば、往々にして “そんな言葉” を贈ることになってしまうのが私という人間なのかもしれない。
四人の子供達と過ごし始めて幾年月。
結婚する前から私は、子育てはバトルだと思っていた。綺麗事じゃ子供は育てられない。だから女房一人に子供達を任せるなんて “女房に対して酷なこと” だけは出来なかった。仕事(ツアー転戦)も大変だったけど、子育てはいつも女房と二人、二人三脚で頑張った。
若い頃、子供は育てるものだと思っていたが、今は、子育てを通して親のほうこそが成長させて貰うのだと知るに至った。最近、女房と、そんな話をしました。

子供達は見事なくらい四人四様だけど、みな、好い人間に育ってくれていると思う。私は常から女房に感謝しているが、うちに遊びに来てくれる私の友人達にいつも社交的に接してくれる我が子達にも、常から私は感謝をしている。
ごくごく普通の家だと思う。ちょっとお金に困っているが、ときとしてちょっと余裕もある。少し珍しいと思っていることは、うちの子供達は全員、自分の家が大好きだということ。
親戚や友達からは、「お前の家は昭和の家みたいだ」なんて言われるが、私自身、昭和39年10月10日に生まれている者だから、必然として昭和の家であるわけだ。

51年前の今日、ちょうど東京オリンピックの開会式のときに私は生まれたらしく、生前の母には度々「あんたの御陰で楽しみにしていた開会式が観られなかった」と恨み言を言われた。
「誕生日」が人にとってどんな意味を持つものなのかなんてどうでもイイことだ。人が、この世に生を受けた記念日。生まれたことに感謝するヤツも居れば、生まれたことに恨み言を言うヤツも居るだろう。しかし、どうせなら感謝したほうが前向きな人生が待っているような気がする。

前略オフクロ様、生んでくれて有り難う。あなたの息子は、これからも確りと腰を据えて人生の苦難を乗り越えて参ります。大切な人達とともに。。。

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スウィング年齢を御感じのあなたへ

まずは確りと「フィニッシュ」を取ろう。おじさんスウィングの特長は「フィニッシュが取れないこと」だ。

なぜか打ち終わった後はクラブを右手か左手のどちらか一方の手で(クラブは両手で持ちます)持っている。その姿は、ほぼ目標に対して仁王立ちになり、口を開けつつ身体をクネクネと捩りながら(これが格好悪いんだよね!)、自分で打った球の行方を泣きそうな顔で追う。ときとして、その表情は哀れを誘う。発する言葉は「あ~あ~~」なんて(ターザンか!?)・・・これが「おじさんスウィング」の特長。まだまだ若い時分であれば、そんな “あられもない姿” も一興のうちかもしれないが、50歳を過ぎた男なら意地でもダンディーに熟したいものである。

スウィング年齢を若返らせるためには、「フィニッシュ」ばかりではなく様々な部位にメスを入れなければならない場合もあるが、まずは「フィニッシュ」だ。

打った後、背筋をピンとさせ、スッと立った姿はゴルフ場に咲く一輪の花と言える。

 

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