おかだいらゴルフリンクス

茨城県は稲敷郡美浦村に「おかだいらGL」はある。先日たまたま御邪魔する機会に恵まれたのだが、正直なところ少し驚いた。コースに対する失礼を承知で敢えて申し上げれば、思いがけず素晴らしいコースだったのである。

かなりなだらかではあるが丘陵コースに属するコースなのだろう。ゆるやかに打ち下ろしてゆくOUT1番ミドルホールを抜けると、2番ミドルホールからは丘陵林間という風情の、密集した大木にセパレートされたホールが6番ショートホールまで続く。その佇まいは正にフォレスト。このOUTで最も印象に残るのは5番ミドルホールから6番ショートホールにかけてのホールロケーション。高度な戦略性に長けていながら美しいロケーションを持っているという両ホールだが、殊に、5番グリーン後方からセカンド地点を望むロケーションが美しい。

そのoutとINの趣の違いが、また、おかだいらGLの妙だと言える。INに入り、13番ショートホールから14番ロングホール、そして15番ミドルホールにかけては、英国のリンクスコースの佇まいを醸し出している。

2015/ 9/23 15:10

※13番ショートホール。ティグラウンド右からグリーンを望む。

惜しむらくは、恐らくではあるが、近在に住宅が出来たためにOUT8番ミドルホールの改造を余儀なくされたことである。しかし、それでもまだ、全長7000yを擁する「おかだいらGL」はチャンピオンシップコースであり、美浦村に鎮座する隠れた宝石と呼ぶに相応しい戦略性とホールロケーションを充分に兼ね備えている。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

身体で憶えて頭で理解

初期に於けるゴルフスウィングの習得で最も重要なことは、球を打つこと。まずは動作を身体で憶えてから、その動作のシステムを頭で理解していくこと。

語学の習得に似ているのかもしれません。

だから最初はチンプンカンプンだったりする。そのチンプンカンプンを何とかしてくれるのが基礎知識。基礎で「正しい方向性」を得られれば上達は速いし、その逆は言うまでもありません。

ただ、ある程度スウィングが出来上がってしまうと、例えば新しいメソッドを取り入れるだけでも、ゴルフコースで良いボールが打てるようになったりもします。頭のなかでのイメージ練習もゴルフの練習です。

ただし、そのイメージ練習は「正しいメソッド」で行う必要があるでしょう。間違ったメソッドや、そのメソッドが現在の自分のレベルを明らかに超えてしまっている場合「練習しないから上手くなれない」と、さらにその間違ったメソッドで練習を重ねてしまうことで、脱出しようのない迷路にハマったり、ベストスコアが90台のゴルフにも関わらず、これ以上の上達に限界を感じてしまうのです。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

くりかえし練磨

上手くいくようになったり上手くいかなくなったり、そんな登り下りを繰り返しながら上達してゆくスポーツの最たるものがゴルフです。だから自分が、上手くなったのか上手くなってないのかがイマイチ判らなかったりする。

しかし世の中には、このゴルフというスポーツ同様、自分では上達した感が薄いにも関わらず、観察者から見れば明らかに上達の帰来を示しているという「物事」もあるはずです。
まぁ、ゴルフばかりが、上達のスピードが遅いというわけではないのですが、だいたいの物事は、最初は易しくて段々と難しくなっていくというのが通常で、とっかかりは比較的容易なものが多いようですね。
ゴルフが難しく感じてしまう一番の理由は、ことゴルフに関しては、とっかかりが最も難しく感じたりすること。だから、最初っからいきなり登り下りの過程からスタートしなければならないという点なのです。

しかし逆に、「トライし甲斐がある」のがゴルフというスポーツ。新しいことに挑戦する勇気と、練磨を繰り返す辛抱強さ、人生をより良く生きていくための要素が満載なのではないでしょうか。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

ゴルフ場、好きなんだよね。

色々なゴルフコースをラウンドしたりするのが好きなんだな。
「このホールは、どんなことが意図されているのか」とか、18ホールの戦略的バランスを考えながらラウンドしたり、難易度の高いホールのティーショットを楽しみつつセカンドからはピンに対して “どのように打っていくか” をプランニングしてみたり、とかね。楽しいんだな~♪ これが。 本当にゴルフは面白い。

まぁ、ツアーで戦っていくツアープロってのには向いてない性格でしょうなぁ(笑)

でもね。男が、このまんまじゃ終われないでしょ。試合は、俺の住処だし・・・。

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

一生やり続けられるメソッド

ゴルフスウィングのヤリ方には、じつは「一生やり続けられるメソッド」と「その場かぎりのメソッド」というのがあるんだな~。

ゴルファー(アマを問わずプロも同様に)の多くが、自己練習のなかで、「これだ!このヤリ方だ!!」と開眼したりするメソッドは、その段階だけでしか行えないメソッド=「その場かぎりのメソッド」であることが多かったりするのです。

だからそれは、しばらく経つと、あれほど上手くいっていたヤリ方だったにも関わらず、まるで魔法が解けてしまったように、まったく上手くいかなくなってしまう。

また、この「その場かぎりのメソッド」=「ぶつ切りのメソッド」の恐ろしいところは、積み上げてしまうことによって、ゴルフの迷路にハマり込んでしまう可能性をもっていること。スウィングそのものが、わけが判らなくなってしまうんだね。

心あたりのある人、要注意です。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

今朝、祖母の夢をみた。

 

朝、起きて。 部屋が何か優しい感じ。タオルケットが何か優しい感じ。小さい頃に四国の婆ちゃんと一緒に寝ていたときと同じ優しい感じ。寝床が妙に心地よい。

大人になっても、父親になっても、婆ちゃんが亡くなるまで、故郷(四国・愛媛県)に帰るたんび婆ちゃんの部屋で寝ていた。

私の従兄弟達は総じて気の良い人間ばかりだが、幼少期をすぎたら婆ちゃんの内職部屋に寄るようなことも無くなったらしい。大人になっても変わらず婆ちゃんの部屋で寝るのは私だけだったようで、親戚のみんなから「いつまでも婆ちゃんと一緒に寝てあげて」なんて言われたりもした。

私とて、べつに婆ちゃん孝行とかを考えていたわけではなかったが、釣りなどに行かない時の昼間は婆ちゃんの内職部屋で婆ちゃんと話をし、おじや従兄弟達と酒を飲んで寝る前にも、寝床で婆ちゃんと沢山の話をした。 夜遅くなっても婆ちゃんは必ず私を待っていて、暗い部屋で天井に話しかけるようにして、二人で話をした。

私もそこそこイイ歳なってからは、四国からの帰り際には、婆ちゃんの枕下に小遣いを忍ばせた。 けれど婆ちゃんは、そのお金にはいっさい手をつけなかったそうで、まとめては時々、私の親父(関東在住)に封筒にしたため送っていたらしい。 そう言えば私の親父が、「ときどき婆ちゃんが俺に小遣いを送ってくるんだよ♪」と喜んでいた。そのたびに私は、年取った母親に小遣いを送る息子は居ても小遣いを貰って喜ぶ息子は居ない、と、親父に対して腹をたてていた。

孫が祖母に置いていった小遣いを、その孫の親が喜んで使うという間抜けな構図が出来ていた事実を、当の孫は、婆ちゃんが亡くなったあとに知ることになる。

孫も相当な間抜けであります(笑)

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

ラウンドレッスン、やってま~す。

スタジオでのレッスンだけじゃ、ね。
やっぱり上手になって貰えませんから。

合田洋のラウンドレッスンも、当然のことながらヤッております。って言うか、現状、うちのスタジオで御受けしてるラウンドレッスンは私がメインでヤッておりヤす(笑)
練習場ではそこそこ上手く打てるのにコースに行ったら駄目になっちゃう。なんて人もいるようですが、そもそも私は、そういう実践的じゃないレッスンが好きではない。
レッスンスクールに5年以上も通ってるのに、自己レベルが変わらないなんて人もいるようですが、それは、インストラクターと生徒の目線の高さが違っているか、じつはインストラクター自身がゴルフの何たるかを解っていない可能性が高い。

スタジオでレッスンした内容をゴルフコースに反映する。ゴルフコースで起こってしまうスウィングの問題点をこそ、スタジオのレッスンで改善してゆくんですよ。
ちゃ~んと、うちのスクールを卒業して貰いたいんだよね~♪

上手になって貰って、御自分のゴルフを心の底から楽しんで欲しいから。

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

誰なんだ!?

週刊ゴルフダイジェストで連載中の 「オーイ!とんぼ」 という漫画があるんだけど、この原作者、いったい何者なんだ!?
ゴルフスウィングのことのみならず、ゴルフ場の芝の話やコースメンテナンスに亘ってまで、詳しすぎる。ほとんど “読み物” としての領域を超えてまっせ!?

失礼ながら、ちょっと名前を忘れてしまったんですが、たまさかに何度か読ませていただいたんだけど、本当に凄いんですよ。私が言うんだから間違いない(笑)

面白いとか面白くないとか、そういう話ではなく、この原作者の知識の深さに私は大変興味を抱いております。ん~・・・一度お会いしたいですねぇ。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

イップスの克服

私がイップスを克服しながらツアーに出続けたことを知っているプロゴルファーは、じつは非常に多い。思い起こせば辛い日々でした。
試合に出ていた当時は勿論、今でも時々、イップスに悩んでいると言っては、私のところを訪れるプロゴルファーもおりますし、当然のことながら、そういったプロ達が引退後は、イップスにかかってしまった自分の生徒さん達にも、私を紹介するといったこともあるわけです。

私の場合、20代の頃にパットイップスにかかり、カップまで20センチくらいの距離が入らないという凄まじい状態にまで落ち込みました。何度も何度も試合にチャレンジすることを辞めるしかないのか?と自問自答するなか、そのパットイップスを克服して、私が日本プロに優勝したことを知っているプロゴルファーは少なくないと思います。
そして、その日本プロに勝利した後、今度はショットイップスが訪れて、我が家の家計と私の精神をボロボロにしたものです。私の場合、テークバックが上げられなくなるというものでした。慢性的だったアプローチイップスを克服したのはツアーを離れてからでしたが、前に飛ばなくなるほどのショットイップスを克服し、優勝こそ出来なかったものの、その後に何度かは優勝争いに絡めるほどになったのを知っているプロゴルファーも少なくはないでしょう。

ゴルフは心のゲームであります。

突き詰めていくなかで、そういった苦悩に苛まれているゴルファーは、プロを問わず、アマチュアのかたのなかにも多いということ。
彼らの言葉は総じて「大好きなゴルフを辞めたくない」というものです。

その気持ち、、、私には痛いほど分かるのです。

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】

侍プロゴルファー

私は、皆さんがゴルフを知ろうとするなかで、必ずしも私のレッスンを受けて欲しいなどとは思っておりません。
先般、書いたように、確かにゴルフで御悩みのかたが私のレッスンを受けに参りますが、東京には他にも、私以上の素晴らしいレッスンを施しているプロゴルファーは多く存在していると思います。

江連くんのことは既に書きましたが、横田真一くんの「4スタンス理論」というレッスンも大変良いレッスンだと思います。
それぞれの体型や挙動パターン等から紐解いていく動作の特異性を、4つの形態に分類して、ゴルファーそれぞれのスウィングパターンへと導いていくレッスン方法。横田は、昔から非常に頭の良い男でしたから、そういった系統立てたレッスン形態に自分自身のスウィングをも照らし合わせたのだろうと思っています。

横田真一、彼との思い出もたくさんありますが、一番の思い出は、彼に子供が生まれたときのことですね。
あれは秋の3連戦の最中でした。その3連戦は、帰宅せずに三週間を戦い続けるというパターンで参戦するプロ達も多かったのですが、そのときの横田も家に帰らずに頑張っていました。ひょんなとき、横田に子供が生まれたことを聞いた私は、「名前は何にした?」と聞きました。しかし当時の横田は家に戻っていないことを述べて、生まれて暫く経つんですが未だ名づけられていないんです、と私に申します。そこで私は「名前は早く付けてやれ。子供は名前を付けられて初めて魂を頂くものだから・・・」と言いました。その後の横田の反応が素晴らしかったのです。ある意味、苦言を呈したに等しい私の言葉に対して横田は、眼が覚めるような言葉でしたと言い、「ありがとう御座います」と晴れやかな笑顔で言ったのです。

横田真一、通称・ヨコシン。聡明かつ、とても好い人間であります。

広尾にてヨコタベースというレッスンスタジオを営んでおりますが、広尾のほうは既に満員で入会が出来ないとのこと。聞くところによると、銀座に分校があると言いますから、HPのほうからでも問い合わせてみては如何でしょう。

 

【Gスタジオ&合田洋ゴルフクリニック】